肝臓病について(Q&A)

よくある質問

Q肝炎ウイルスに感染しているかを調べるのには、どのような検査をしますか?

A

B型、C型肝炎ウイルスに感染しているかは、血液検査で調べることが出来ます。これまでに肝炎検査を受けたことがない方は、一度検査を受けることをお勧めします。

Q肝炎ウイルス検査はどこで受けられますか? 費用はどのくらいかかりますか?

A

兵庫県では、お住いの地域の県健康福祉事務所や保健所で実施される検診で受けられるほか、県の指定する医療機関で受けることができます。兵庫県に住所がある方で、これまでに肝炎検査を受けたことがない方が対象です。費用は原則無料です。事前に医療機関に電話などでお問合せをしてください。

               

Q肝炎検査の結果が「陽性」でした。どうすればよいですか?

A

まずは肝臓専門医もいる医療機関の受診をしましょう。今のご自分の肝臓の状態を把握し、治療が必要かどうかを知ることが大切です。かかりつけ医から、専門医をご紹介していただくことをお勧めします。

脂肪肝(NAFLD)

脂肪肝は、お酒を飲まなくても、肥満やメタボリックシンドロームのある方は特に注意が必要です。お酒を飲まない方(純アルコール換算で男性30g/日、女性20g/日未満の飲酒量※)の脂肪肝は、NAFLDと診断されます。

NAFLDの患者さんのうち、約70~80%は肝硬変や肝がんなどによる肝疾患関連死のリスクが低い非アルコール性脂肪肝(NAFL)ですが、残りの約20~30%が肝疾患関連死のリスクが高い非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と言われています。
NASHは治療をしない場合、5~20%が肝硬変へ進行し、そのうち年間約2%に肝がんが発症すると言われています。近年、NASHからの肝がんが増加しており、早期発見・治療が重要となります。
体重を今より7%減らすことができれば、肝臓の炎症が改善すると言われています。ご自身の体重から目標を設定し、治療を行なっていきましょう。

Qエコー検査で脂肪肝と言われましたが、気をつけた方が良い点はありますか?

A

脂肪肝の治療はまず減量です。肝硬変に進行する可能性もありますので一度、肝臓専門医に相談してください。

Q脂肪肝でも静脈瘤になることはあるのでしょうか?

A

肝硬変になると静脈瘤のできるリスクがあります。