肝臓病について(Q&A)

よくある質問

Q肝炎ウイルスに感染しているかを調べるのには、どのような検査をしますか?

A

B型、C型肝炎ウイルスに感染しているかは、血液検査で調べることが出来ます。これまでに肝炎検査を受けたことがない方は、一度検査を受けることをお勧めします。

Q肝炎ウイルス検査はどこで受けられますか? 費用はどのくらいかかりますか?

A

兵庫県では、お住いの地域の県健康福祉事務所や保健所で実施される検診で受けられるほか、県の指定する医療機関で受けることができます。兵庫県に住所がある方で、これまでに肝炎検査を受けたことがない方が対象です。費用は原則無料です。事前に医療機関に電話などでお問合せをしてください。

               

Q肝炎検査の結果が「陽性」でした。どうすればよいですか?

A

まずは肝臓専門医もいる医療機関の受診をしましょう。今のご自分の肝臓の状態を把握し、治療が必要かどうかを知ることが大切です。かかりつけ医から、専門医をご紹介していただくことをお勧めします。

肝硬変

慢性肝炎では、長い間肝臓に炎症が続くことにより、徐々に肝細胞が壊れて肝臓が硬くなっていきます(線維化)。肝硬変は、それが進行した状態で、本来は肝臓の組織検査によって診断されますが、さまざまな検査を組み合わせることで肝硬変へ進行しているかどうかを推定することができます。
症状が特に出ていないとき(代償性肝硬変)は、基本的には原因(ウイルス性、アルコール性、非アルコール性など)に対する治療を行います。症状があらわれたとき(非代償性肝硬変)は、食事療法や栄養療法などを行いながら、肝臓の状態を保っていくようにします。肝臓の働きの程度は、下記の通り分類されます。

Q肝硬変になっているかはどのような検査でわかりますか?

A

血液検査の血小板値、また腹部超音波(エコー)による肝硬度検査などの画像で診断がつきます。
最近では採血で線維化マーカーも測定でき肝硬変へ進行しているか判断できます。

Q肝性脳症の症状は?

A

肝性脳症とは肝機能の低下により血中のアンモニア濃度が昇することにより出現する様々な症状のことをいいます。昼夜リズムの逆転から時間や場所がわからなくなる、異常な行動がみられる、興奮状態や意識の混濁がみられるなどの症状が出現することがあります。